札幌のインプラント名医がズラリ!お役立ちサイト
【選定基準】当サイト内に掲載されている札幌市にあるクリニックから、国内外インプラント学会の指導医資格を保有しており、公式サイト上でインプラント治療についての情報が掲載されている4院。
当サイトでは、国内外インプラント学会の指導医資格を持っている医師を名医と定義。札幌市では7名の医師が該当します(2021年10月調査時点)。
※日本口腔インプラント学会 指導医:5名、ICOI(国際口腔インプラント学会)指導医:1名、国際審美学会OAM先進インプラント指導医:1名
当サイトにおける名医表記はあくまで、当サイトが定めた定義に該当した医院・医師に対するサイト上での呼称であり、各医師の実力を優位づけするものではありません。
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ビスホスホネート製剤は骨粗鬆症やがんの骨転移治療で広く使われていますが、これを服用している患者がインプラント治療を受ける際にはリスクが伴います。ここでは、「ビスホスホネート製剤 インプラント」と検索された方に向けて、インプラント治療におけるリスクや対応策を分かりやすく説明します。
ビスホスホネート製剤は、破骨細胞の活動を抑制し骨密度を維持する薬剤です。骨粗鬆症やがんの骨転移の抑制に使用され、骨の強化につなげます。代表的な薬剤にはアレンドロネート(経口薬)やゾレドロン酸(注射薬)があります。
ビスホスホネート製剤服用中の患者がインプラント治療や抜歯などの外科手術を行うと、顎骨壊死(MRONJ)が発生するリスクがあります。これは骨の代謝が抑制され、治癒が遅れることで顎骨に壊死が起こる症状です。顎骨露出や痛み、感染症が見られる場合があり、早期対応が必要です。
インプラントの成功には骨とインプラントのしっかりとした結合(オッセオインテグレーション)が重要ですが、ビスホスホネート製剤の影響で骨の再生能力が低下し、インプラントが安定しないリスクがあります。その結果、インプラントの脱落や周囲炎が起こる可能性が高まります。
ビスホスホネート製剤服用中にインプラント治療を検討する場合、主治医と歯科医師の間で密接に連携を取ることが重要です。
骨粗鬆症やがんの治療を行っている主治医に、治療方針や休薬の必要性について相談しましょう。
現在の薬剤の服用状況を歯科医師に伝え、リスクを考慮した治療計画を立ててもらいます。
休薬は顎骨壊死のリスクを減らすために有効な場合がありますが、休薬により骨折リスクが高まることもあるため、主治医と歯科医師の指導のもとで慎重に判断する必要があります。
インプラント手術前に口腔内の衛生状態を改善することで、感染リスクを最小限に抑えることができます。
歯科衛生士による歯石除去や、正しいブラッシングとデンタルフロスの使用で口腔内の清潔を保ちましょう。
場合によっては、ブリッジや部分入れ歯などの非外科的な治療法を選ぶこともリスク回避に有効です。特に顎骨壊死のリスクが高い患者にとっては、これらの選択肢が安全であることが多いです。
顎骨壊死が発生した場合、早期治療が不可欠です。
感染予防のために抗菌薬が処方されることがあります。
壊死部分の除去などの外科的介入が必要になることがあります。
治療が長期間にわたる可能性があるため、継続的に医療機関を受診することが重要です。
ビスホスホネート製剤を服用中のインプラント治療にはリスクがあるものの、医師と歯科医師の連携や適切なケアにより、安全で効果的な治療が可能な場合もあります。治療を検討する際には、必ず専門家と十分に相談し、自身の健康状態に合わせた適切な選択をすることが大切です。
ビスホスホネート製剤を服用中でインプラント治療を検討している方は、ぜひ一度専門の医師にご相談ください。