札幌のインプラント名医がズラリ!お役立ちサイト
【選定基準】当サイト内に掲載されている札幌市にあるクリニックから、国内外インプラント学会の指導医資格を保有しており、公式サイト上でインプラント治療についての情報が掲載されている4院。
当サイトでは、国内外インプラント学会の指導医資格を持っている医師を名医と定義。札幌市では7名の医師が該当します(2021年10月調査時点)。
※日本口腔インプラント学会 指導医:5名、ICOI(国際口腔インプラント学会)指導医:1名、国際審美学会OAM先進インプラント指導医:1名
当サイトにおける名医表記はあくまで、当サイトが定めた定義に該当した医院・医師に対するサイト上での呼称であり、各医師の実力を優位づけするものではありません。
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インプラント治療において、仮歯はどのような役割を担っているのでしょうか。ここでは、治療のプロセスにおいて、仮歯が果たす役割と注意点を説明しています。
インプラント治療では、口の中に装着する医療アイテムは全部で4つあります。まず、あごの骨の中に埋め込む人工歯根。この部分がインプラントと呼ばれています。次にインプラントと、のちにかぶせる人工歯をつなぐ役割をもつアバットメント。そして人工歯です。
インプラント(人工歯根)・アバットメント(支台部)・人工歯(上部構造)の順に装着することで、インプラント治療は終了します。しかし、インプラント治療のプロセスのひとつとして、プラスチックでできた「仮歯」を使う場合もあります。
仮歯は、インプラントと骨がしっかりと結合するのを待つ必要があると診断された場合に用いられます。人工の歯をかぶせるまで、歯の形状をしたものがないと不便なので、一時的に代用されるのが、仮歯です。
「テンポラリークラウン」・「プロビジョナルレストレーション」という歯科用語がついていることからも、それが分かります(temporaryもprovisional)も、「仮の」あるいは「一時的な」などの意味をもちます。
仮歯にはさまざまな種類があります。というのも、治療のプロセスに沿って形を変え、口の状態にピッタリあわせていく必要があるからです。あっていない仮歯を装着した状態では、なんらかのトラブルが起きるリスクが高まります。食事や会話、あるいは歯磨きなどの際に違和感を感じた、困ったことがあった場合は、必ず先生に相談しましょう。
仮歯を装着している状態は、治療が完了している状態とは全くことなります。最終的に装着する人工歯と違い、仮歯はプラスチックを利用していることがほとんど。柔らかい素材を使っているため、少しずつすり減っていきます。
あくまでも仮歯であるため、かたい食べ物で破損してしまったり、取れてしまったりということも可能性はゼロではありません。
さらに、すきまから食べ物のかすや、雑菌が入り込み、ひどい炎症を起こしてしまうことも。プラスチック素材で作られた仮歯は色素が付着しやすい性質があるため、放置しておくと、審美的な観点からもよくありません。
プラスチックは臭いを吸収しやすい特徴があるので、口臭の原因となってしまう場合もあります。普段よりも丁寧なブラッシング、または食べ物にも気を使う必要がある状態だといえるでしょう。
仮歯を装着している状態で、インプラント治療をたとえ短い期間であっても中断すると、思いもしなかったようなトラブルの原因になり得ます。
決して安くない費用をかけてせっかく始めたインプラント治療ですから、忙しくても何とか時間をつくって、できる限りスケジュールどおりに治療を続行することが大切です。
1カ月以上にわたって治療を中断し、放置していると、噛み合わせも少しずつ変わってくることがあります。噛み合わせが悪い状態のまま食べ物を咀嚼したり強い力が加わったりすると、口腔内の状態が悪くなってしまいます。
仮歯のままの期間が長いと、噛み合わせが変わり、最悪の場合には、埋入したインプラントが抜け落ちてしまう可能性もあるようです。