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入れ歯やブリッジなどとは異なる特徴をもつ治療法として、耳にする機会も少なくない「インプラント治療」。失ってしまった天然歯のかわりに人工歯を装着する治療です。ただ、この治療方法で使われるインプラントなどの医療アイテムについて、詳しいことはよくわからない…という人も多いのではないでしょうか。インプラントの歴史や構造、種類などについてまとめています。
インプラントの歴史は想像以上に長く、もっとも古いものでは、紀元前3世紀ごろまでさかのぼります。古代ローマ帝国時代の人の骨に、インプラント(鉄製)が埋入されているのが見つかっているのです。
ただ、現代行われているインプラント治療の原型といえるタイプに関しては、スウェーデンの研究チームが発見した「チタンと骨が結合する際に拒否反応を起こさない性質」を利用して、1960年代から治療で利用され始めたインプラントだといえるでしょう。
インプラントの構造はどのようになっているのでしょうか。インプラントは3つのパーツにわけられます。
失った歯がもともとあった部分、つまり、あごの骨の中に埋入するパーツです。スウェーデンの研究チームのチタンと骨が結合する発見にもとづき、チタンあるいはチタン合金が素材として使用されています。
人工歯根の上に取り付けるパーツです。これも、人工歯根と同様、身体との親和性の高さという理由により、チタンやチタン合金を素材としている歯科メーカーが多いです。
インプラント治療の終了後、見ることができる部分、つまり「歯」に該当するのが人工歯です。
インプラント治療の方法にもよりますが、治療のプロセスとしては、この人工歯を最終的に装着する前に、プラスチックでできている仮歯を挿入することもあります。
現在、日本でインプラント治療を受ける際、どのインプラントメーカーの会社が製造したインプラントシステムが利用されているのでしょうか。世界中には100を超える種類のインプラントシステムが存在しますが、多くの歯科医院は主に6社のメーカーの製品を採用しています。
主要6社中、4社は外国の会社です。「ストローマン(スイス)」「ノーベルバイオケア(スウェーデン)」「アストラテック(スウェーデン)」「ジンマーデンタル(アメリカ)」です。一方、国産メーカーでは、「京セラメディカル」「アドバンス(AQB)」の2社が、高いシェアを占めているメーカーとしてあげられるでしょう。
ただ、インプラント治療は常に進化を続けているため、あたらしいタイプのインプラントが次々と開発されています。手術方法についても一人ひとりに合わせた歯科治療が提案されているのも特徴です。